[材料の比較]

■無垢(むく)材

原木から適当なサイズにて角材や板を切り出したもの

・重厚な質感で、形状も自在につくることができる。
・傷や汚れはカンナや紙やすりで削り直しや補修することが可能。
・経年変化で色が変わり、味わいになる。
・重量があり頑丈な反面、温度・湿度などの環境条件により反りが生じることがある。
・テーブルやソファ・チェアなど、傷がつきやすく耐久性を求められる個所に用いられることが多い。
 

■突板(つきいた)

合成材などを使用した芯材に無垢板を0.3〜0.5ミリ程度に薄くスライスした材料を貼り合わせたもの

木口と呼ばれる縁の部分は無垢材などのエッジ材が貼られています。天然木化粧合板とも呼ばれています。

・無垢材と比較して軽量に仕上げることができ、温度や湿度による反りがなく形状が安定している。
・無垢材より価格が抑えられる。
・深い傷は下地材が見えてしまい、削り直しはできず補修は難しい。
・縁貼りしたエッジ材が衝撃や温度・湿度などの環境条件により剥離する恐れがある。
・キャビネットの内部や側板などに用いられることが多く、天板や扉・引き出しの前板などには無垢材を用いることが多い。
 

■プリント化粧合板

2〜3mm厚の薄い合板に木目などを印刷したシート(紙)を貼り、その上に樹脂系の仕上げ塗装を施したもの


・無垢材や突板と比較して価格が抑えられる。
・表面保護のための仕上げ塗装が施されていて手入れが簡単です。
・紙を貼り付けているのでだけなので、素材感がなく、表面が剥がれたり、塗装が擦り切れてしまう恐れがある。

 

[塗装の比較]

■オイル塗装

エゴマ油やアマニ油などの植物性オイルを主原料とした浸透性塗料で、木の表面にオイルを染み込ませることで汚れを防ぎます。
ウレタン塗装のように表面に硬い膜は張らず、木目を浮かび上がらせて木本来のしっとりとした質感を味わうことができます。
オイルは半年〜1年ほどで乾ききってしまうため、定期的にオイルを塗りなおす必要あります。
ウレタン塗装と比較すると水分や汚れに弱いものの、傷や汚れができても市販のサンドペーパーやオイルを使用してご自身で補修が可能です。
 

■ウレタン塗装

ウレタン樹脂を吹き付けて表面に膜をつくり仕上げるコーティング塗装です。
プラスチック成分の硬い膜により、表面はツルツルで湿気や汚れなどには強く、また乾燥にも強く、反りや割れ、経年変化は起きにくい。
長期使用にてウレタンが摩耗したり劣化したりした場合に、機材・場所・塗装技術の面からご自身での補修は難しく、工場への持ち込みが必要となります。
 

■ワックス塗装

蜂蜜を主成分として作られた蜜蝋を家具の仕上げの艶出し剤として使用されます。
ウレタン塗装のような硬い膜をつくることはなく、木の表面にとどまり、木の質感を楽しめる塗装です。また濡れ色にならず、無塗装に近いさらっとした仕上がりとなるため、明るい白木などに用いられます。熱に弱く、熱いものを置くと跡が残ることがあります。オイル塗装と同様のお手入れが必要です。

 

[オイル塗装製品のお手入れ]

■毎日のお手入れ
毎日のお手入れは、柔らかい乾いた布で拭いてください。
固い布や、化学雑巾類、液体クリーナー、シンナー類は絶対に使用しないで ください。
調味料や飲料等をこぼされた場合は、固く絞った布巾ですぐに拭きとってく ださい。

■年に1〜2回のお手入れ
1.家具用オイルと布と必要応じてサンドペーパーを用意する。部屋は下記厳禁、換気に注意すること。布はタオルなど綿100%のものがおすすめ。
2.キズがある場合はサンドペーパーで木目に沿って研磨します。サンドペーパーは細目(#400等)で仕上げます。、傷が大きい場合は中目(#240等)で滑らかにしてから細目(#400等)で仕上げます。傷のみでなく、周囲も削ったほうがへこみは目立ちません。
※サンドペーパーの表面の目の粗さは番手といわれ、粗目(#40~100)、中目(#120~#240)、細目(#280~#800)、極細目(#1000~)に分類されます。
3.乾拭きで表面の汚れやホコリを取り除く。
4.布にオイルをつけて、木目に沿ってオイルをまんべんなく伸ばすように塗り込みます。
5.10分ほど置いたあと、オイルを拭き取ります。
6.半日乾かし、触ってべたつきがなければ完了です。

オイルが付着した使用済みの布は、すぐに焼却するか、 水に充分に浸した後、ビニール袋などに入れて空気を 抜きながら完全に密封して、燃えるゴミとして捨てて ください。(※ オイルが付着した布を放置したり、他のゴミと混ぜて おくと、自然発火して火災の原因になる恐れがあり ます。)
 
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